【東洋医学からみる】
花粉症のメカニズムと
鍼灸ケア

前回の記事で花粉症と肌の関係についてまとめましたが、今回は花粉症について東洋医学的に見ていこうと思います。

まず、東洋医学では花粉症は体内のバランスが乱れた状態と考えられています。詳細を下記にてまとめていきます。

■東洋医学からみた花粉症の原因
東洋医学では、花粉症の原因は
「風邪(ふうじゃ)」、
「脾虚(ひきょ)」、
「肺気虚(はいききょ)」
などが考えられます。

・風邪(ふうじゃ):
 春の風に乗って花粉が侵入し、鼻や目の粘膜に付着することで、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状を引き起こします。
・脾虚(ひきょ):
 脾は消化吸収を司る臓腑であり、脾虚になると、体内の水分代謝が滞り、余分な水分が鼻や目の粘膜に溜まりやすくなります。
・肺気虚(はいききょ):  肺は呼吸を司る臓腑であり、肺気虚になると、免疫力が低下し、花粉などの異物に対して過剰に反応しやすくなります。

■花粉症の症状とタイプ
東洋医学では、花粉症の症状をタイプ別に分け、それぞれ異なるアプローチで治療します。
・鼻水・くしゃみタイプ:
 風邪(ふうじゃ)の侵入が主な原因で、透明でサラサラとした鼻水やくしゃみが特徴です。
・鼻詰まりタイプ:
 脾虚(ひきょ)が主な原因で、鼻の粘膜が腫れて鼻詰まりが起こります。
・目のかゆみ・涙目タイプ
: 肺気虚(はいききょ)が主な原因で、目の炎症やかゆみ、涙目などが起こります。

■鍼灸ケアで体質改善
鍼灸治療では、これらの原因やタイプに合わせて、ツボを刺激することで、体内のバランスを整え、症状を緩和します。
・風邪(ふうじゃ)の侵入を防ぐ:
 風邪の侵入を防ぐツボを刺激することで、くしゃみや鼻水を抑えます。
・脾(ひ)の働きを高める:
 脾の働きを高めるツボを刺激することで、体内の水分代謝を改善し、鼻詰まりを解消します。
・肺(はい)の気を補う:
 肺の気を補うツボを刺激することで、免疫力を高め、アレルギー反応を抑制します。

■当サロン施術
当サロンでは、お客様一人ひとりの体質や症状に合わせて、最適な鍼灸施術をご提供しています。花粉症でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。


[免責事項]
この記事は健康情報の提供のみを目的としており、医学的なアドバイスではありません。花粉症の症状でお悩みの方は、専門医にご相談ください。

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2025/2/20