冬の寒さと姿勢の関係性
もう2月も終盤になり、日中は日差しが暖かく感じられる様になって来ましたね。
とはいえ、風はまだまだ冷たく体感的には寒さが強く感じられます。
そんな寒い日が続くと、どんな悪影響があるのでしょうか?
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寒い日が続くと、体が縮こまって肩が内側に入り、背中が丸まった姿勢になりがちです。
この姿勢は、筋肉を緊張させ、血行不良や自律神経の乱れを引き起こします。
■姿勢がもたらす影響
・肩こり・首こり:
肩や首の筋肉が緊張し、こりや痛みが生じやすくなります。
・腰痛:
背中が丸まることで腰への負担が増加し、腰痛を引き起こすことがあります。
・冷え性:
血行不良により、手足の冷えを感じやすくなります。
・自律神経の乱れ:
自律神経のバランスが崩れ、頭痛やめまい、不眠などの症状が現れることがあります。
・呼吸が浅くなる:
姿勢が悪くなると、肺が圧迫されて呼吸が浅くなり、酸素不足による疲労感や集中力の低下を招くことがあります。
■セルフケアの重要性
日頃からご自身で出来るセルフケアを行う事で、上記のような症状を予防、改善する事が可能です。
・適度な運動:
軽いストレッチやウォーキングなどで体を動かし、筋肉の柔軟性を保ちましょう。
・体を温める:
入浴や温かい飲み物で体を温め、血行を促進しましょう。
・正しい姿勢を意識:
日常生活の中で、正しい姿勢を意識して過ごしましょう。
・十分な睡眠:
質の良い睡眠は、心身の疲労回復に役立ちます。
■ツボを使ったセルフケア
○肩こり・首こり:
「肩井(けんせい)」:首の付け根と肩先のほぼ中間にあります。反対側の手の指で、垂直にゆっくりと押し揉みましょう。
「合谷(ごうこく)」:手の甲側にあり、親指と人差し指の骨が交わる手前のくぼみにあります。反対側の手の親指で、骨に向かって押し揉みましょう。
○冷え性:
「三陰交(さんいんこう)」:内くるぶしの一番高いところに小指をおき、指幅4本分上、骨のキワにあります。両手の親指でゆっくりと押し揉みましょう。
「足三里(あしさんり)」:膝のお皿の外側、指4本分下のくぼみにあります。両手の親指でゆっくりと押し揉みましょう。
■鍼灸で姿勢改善をサポート
鍼灸施術では、筋肉の緊張を緩和し、血行を促進することで、これらの症状を改善します。また、自律神経のバランスを整え、体の内側から温めることで、寒さに負けない体づくりをサポートします。