3月の身体の不調とセルフケア
3月に入り、日中は暖かさを感じる日も増えてきましたが、まだまだ寒暖差が大きく、いきなり雪も降ってしまいました。例年以上に体調を崩しやすい時期でもあります。
今回は、3月に起こりやすい身体の不調と、ご自身でできるツボ押しケアについてご紹介します。
【3月に起こりやすい身体の不調】
○寒暖差による自律神経の乱れ
3月は、気温の変化が激しく、体が気温の変化にうまく対応できず、自律神経が乱れやすくなります。
自律神経の乱れは、頭痛、めまい、肩こり、イライラ、不眠などの様々な症状を引き起こします。
○花粉症
スギやヒノキなどの花粉が飛び始め、花粉症の症状に悩まされる方も多いのではないでしょうか。
鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、喉の痛みなどの症状は、日常生活に支障をきたすこともあります。
○春のストレス
3月は、卒業、入学、就職、転勤など、環境の変化が多い時期です。
*環境の変化によるストレスは、心身に負担をかけ、様々な不調を引き起こすことがあります。
○冬の疲れ
冬の間に溜まった疲労が、春になって表面化することがあります。
体が重くだるい、疲れが取れないなどの症状が現れます。
【ツボ押しケアで不調を改善】
これらの不調を改善するために、ご自身でできるツボ押しケアをご紹介します。
○自律神経の調整
・合谷（ごうこく）:
手の甲の親指と人差し指の付け根の間にあるツボです。自律神経を整え、頭痛や肩こりを緩和します。
・神門（しんもん）:
手首の小指側の付け根にあるツボです。精神を安定させ、不眠やイライラを緩和します。
○花粉症の緩和
・迎香（げいこう）:
鼻の穴のすぐ横にあるツボです。鼻水や鼻づまりを緩和します。
・晴明（せいめい）:
目頭の少し鼻側にあるツボです。目のかゆみや充血を緩和します。
○ストレスの緩和
・労宮（ろうきゅう）:
手のひらの中央にあるツボです。精神的な緊張を和らげ、リラックス効果を高めます。
・太衝（たいしょう）:
足の甲の親指と人差し指の付け根の間にあるツボです。ストレスによるイライラや不安を緩和します。
○疲労回復
・足三里（あしさんり）:
膝のお皿の下から指4本分下にあるツボです。全身の疲労回復に効果があります。
・湧泉（ゆうせん）:足の裏の土踏まずの少し上にあるツボです。体のエネルギーを高め、疲労回復を促します。
○ツボ押しのポイント
・各ツボを、気持ち良いと感じる程度の強さで、ゆっくりと押してください。
・1つのツボにつき、5秒から10秒ほど押し、5回から10回程度繰り返してください。
・リラックスした状態で行うと、より効果的です。
【3月の養生法】
○十分な睡眠と休息
睡眠不足は、自律神経の乱れや免疫力の低下につながります。
○バランスの取れた食事
栄養バランスの偏った食事は、体調不良の原因となります。バランスの取れた食事を心がけ、免疫力を高める食材を積極的に摂りましょう。
○適度な運動
適度な運動は、血行を促進し、ストレス解消にも効果的です。ウォーキングやストレッチなど、軽い運動を習慣にしましょう。
○体を温める
気温の変化に対応できるよう、服装で調節したり、温かい飲み物を飲んだりして、体を温めましょう。
鍼灸サロンつかさでは
あなたの症状や体質に合わせた最適な施術で、心身のバランスを整え、快適な春を過ごせるようサポートいたします。
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