お灸に使用されるよもぎについてのはなし
こんにちは
鍼灸サロンつかさです。
お灸が何からできているかご存じでしょうか?
お灸は草餅やお茶などにも使用される「よもぎ」からできています。
春によく見るあの緑の「よもぎ」です。
よもぎの葉の表面は確かに緑色なのですが、裏面は白っぽくなってふわふわしています。
お灸はこの裏面のふわふわを使うのです。
ただし、このままでは不純物も多くきれいに燃えてくれないので手間を加えていきます!
まず収穫したよもぎを乾燥させ、次にすりつぶし、そしてふるいにかけ...と
様々な工程を経て不純物を取り除きます。
そうして最後に残ったふわふわの繊維質の部位を「もぐさ」と言い、お灸で使用するのです。
実はこの時に乾燥したよもぎからとれるもぐさは1/200ほどの量なのだとか。
なかなか貴重なものだったのです。








おおまかににヨモギと表現していますが、実際は種類がとても多く、生息地も世界各国に存在します。
およそ250種類以上あり、日本でも30種類はあると言われています(多い!)。
なので、国や地域ごとに様々な使用方法があります。
例えば日本でも、北海道・本州・沖縄とそれぞれ異なる種類がありますが、
食用として、薬草として、おまじないとして、地域ごとに様々な使用方法が存在します。
呼ばれ方も北海道(アイヌ)では”ノヤ”、沖縄では”フーチバー”といわれることも。
西洋でも神聖なハーブのひとつということで古くから利用されています。
食用・薬草・おまじないの他、お酒などの香りづけとしても使用されることもあるようです。
日本でも世界でも万能な植物だということがうかがえますね。
ちなみにお灸は2000年以上の歴史があると言われています。
もぐさやヨモギの背景を知りつつ使用するのも楽しいのでぜひ確認してみてください!
鍼灸サロンつかさではそんなお灸の歴史を交えつつ「お灸教室」も開催しています。
気になる方は気軽にお声がけくださいね